土づくりから食卓まで




土づくりから食卓まで

 

今月は、この夏から秋にかけて行われた小麦の収穫について、ご紹介します。
順調に生長した小麦の収穫は、6月末から7月いっぱいにかけて行われました。7月6日には恒例の「麦刈り」を開催。グループの従業員とその家族が参加し、汗だくになりながら、収穫の大変さと喜びを皆で分かち合いました。

収穫した小麦は、はで干し、脱穀、精麦、製粉の過程を経て、やっとパンづくりの原材料となる小麦粉が完成します。これらの作業も、研修生自らの手で行うのですが、一つひとつの過程を経るごとに、「手元に残る小麦がこんなにも減っていくのか」と実感し、脱穀機や製粉機に残る小麦一粒もムダにしないようにしたと言います。

 
大収穫の喜び(1枚目)/脱穀(2枚目)
唐箕(とうみ)にかけて藁や籾殻と選別(1枚目)/製粉機から白い小麦粉になってでてきたときは感動(2枚目)
卒業プレゼンに向けてのパンづくり(1枚目)/Comrades(同志)と記した卒業プレゼン用のパン(2枚目)

こうして、開墾からスタートした小麦づくり、パンづくりに関わる一つひとつの工程を、自ら考え、取り組んできた一年半の研修を終え、20期生5名は9月21日に卒業の日を迎えました。

そして今、アンデルセン芸北100年農場では21期生が中心となり、10月の麦播きに向け、土づくりなどの作業が進んでいます。間もなく、新たな小麦づくりが始まります。