開場22年目の夏

開場22年目の夏




開場22年目の夏

 
中国山地に広がるアンデルセン芸北100年農場では、今年も夏の訪れとともに豊かな実りが広がっています。春に蒔いた種は花を咲かせ、野菜やブルーベリーなどさまざまな作物が収穫の時期を迎えました。今年は記録的な早さで梅雨が明け、6月から真夏日が続くなど、気候変動を強く感じる一年ですが、その中でも作物は力強く育っています。

ブルーベリー畑では年々実りが増し、高木俊介製パン学校の研修生やスタッフが汗を流しながら収穫を進めています。8月初旬に、広島アンデルセン(広島市中区本通)で100年農場産ブルーベリーを使ったペストリーも販売します。従業員向けの麦刈りイベントや畑の草刈り、製パン実習など、夏から初秋にかけては農場ならではの仕事や研修が盛りだくさん。21期生は自分たちで育てた小麦を使い石窯でカンパーニュを焼き上げる卒業課題に取り組み、22期生はパン作りの基礎を学びます。また地元中高生のインターンシップも活発に実施しています。

アンデルセン芸北100年農場 高木俊介製パン学校は、開校22年目を迎えました。何もない荒地を自分たちの手で耕すところから始まり、「自ら考え、行動し、学び合う」ことを大切にしてきました。あふれる情報に流されず、一人ひとりが自律し、豊かに生きる知恵を育む場を目指しています。
創業の精神に立ち返り、単に技術を習得するのではなく、自然に寄り添い、考え、工夫しながらパンづくりを学ぶ場として、これからも歩み続けます。

上の写真は、100年農場 3年前の夏の様子。


 
ブルーベリー(1枚目)/エルダーフラワー(2枚目)
とうもろこし(1枚目)/小麦のハデ干し(2枚目)