秋深まる100年農場




秋深まる100年農場

 
アンデルセン芸北100年農場では、日の出が遅く、夕暮れが早くなりました。虫の声も夏のにぎわいから秋の静けさへと変わり、すすきの穂や栗、赤い木の実があちこちで目を引きます。朝晩は冷え込みが増し、寒さで目が覚めることもあるほど。季節はすでに秋本番を迎えています。

開墾から始まり、小麦栽培やパンづくりの一つひとつの工程に自ら向き合ってきた21期生は、9月に1年半の研修を修了しました。「食卓に幸せを運ぶ」をテーマに最終プレゼンテーションを行い、晴れて卒業です。バトンを受け取った22期生は、10月中旬の小麦播種に備え、土づくりの真っ最中。来夏に揺れる穂波を思い描きながら鍬を振るっています。

今年度はライ麦栽培にも力を入れ、来年収穫予定の自家産ライ麦で北欧デンマークのライ麦パン「ロブロ」を焼く計画が始まりました。畑から食卓までをつなぐ新たな挑戦です。

9月に開催した収穫祭には、社内外から300名以上の皆さまにお越しいただきました。デンマークの木管五重奏団「カール・ニールセン・クインテット」の生演奏が農場に響き渡り、アンデルセングループのパン、自家採取の蜂蜜、アンデルセンファーム産りんごジュースの試飲や販売も大盛況。芸北の秋はいっそう笑顔と実りに彩られています。

上の写真は、農場産のおばけかぼちゃ。

 
9月中旬の農場の風景。(1枚目)/卒業プレゼンテーション準備の様子。(2枚目)
収穫祭でのカール・ニールセン・クインテットの演奏。(1枚目)/じゃがいもの収穫。(2枚目)
農場産小麦のパン、野菜を使った料理を提供。(1枚目)/農場産の野菜や果実。(2枚目)