100年農場 冬の訪れ

100年農場 冬の訪れ




100年農場 冬の訪れ

 

今年はアンデルセン芸北 100年農場でも気温が下がらず、紅葉も遅れ、11月でもトンボを見かけることがありました。11月20日頃にようやく0度近くまで下がり、霜がしっかり降りました。
このあたりは豪雪地帯として知られており、12月から3月半ばまでは積雪に見舞われ、1メートル近くになることもあります。その間、農場の小麦や野菜の芽は雪の下。農作業ができないため、収穫を終えた野菜の茎葉を土から抜いて処分したり、ビニールハウスを畳んだり、農機具や機械を納屋にしまったりと、この時期から冬の準備を始めます。

その間、農場の研修生たちはグループ内の店舗で、パンの製造や販売の実務研修を受けます。丁寧に作ったパンをお客様にお届けする喜びと、お客様との会話やお買物をされる様子からニーズを直に汲み取り、パンづくりに活かすことを学びます。そして雪解けとともに再び農場へ。仲間との再会と、雪の下の小麦の元気な姿を見るのを楽しみに、帰ります。

雪に覆われた農場の様子は、またご紹介します。

 
10月に播種した秋蒔き小麦。来年6月に収穫予定。(1枚目)/11月中旬の様子。青々と茂る雑草をヤギが食べてくれます。(2枚目)
石窯や暖炉で使う薪作りも。場内の木を伐採し、パンを焼く石窯や、室内で暖を取るために燃やす薪を冬の間に準備しておきます。