夏を越え、秋の実りへ向かうアンデルセンファーム

夏を越え、秋の実りへ向かうアンデルセンファーム




夏を越え、秋の実りへ向かうアンデルセンファーム

 
広島県北、芸北地区にあるアンデルセンファームは、日中に夏の名残を感じる一方で、朝夕の空気にはすでに秋の涼しさが感じられます。7月上旬の梅雨明け以降、35℃以上の気温が連日のように続き、雨も少なく、圃場は乾燥した状態が続きました。日差しが強く、西日を受けるりんごの実に日焼けが見られたりと、果樹にとって気の抜けない季節となりました。

りんご畑では、6月から7月末にかけて摘果の最盛期を迎えました。残した実に養分を届けるため、一つひとつ状態を見極めながら作業を進め、あわせて定期的な防除や草刈りも実施。8月にかけては、日当たりや薬剤がかかりやすい状態を保つため、徒長枝を整える夏季剪定を行いました。乾燥対策として液肥灌水も続け、秋の収穫へ向けて管理を重ねています。

ぶどう畑では、6月から7月にぶどうの実がつく枝(結果枝)が勢いよく伸びるため、枝をワイヤーに固定する誘引作業を中心に進めました。葉の付け根から伸びる副梢は、風通しや日当たり、着色に影響するため丁寧に剪定。盆明けからは、雨除けシートの外に伸びた枝を人の目線の高さで整え、実に光が届き、作業もしやすい状態にしています。

芸北は秋になると昼夜の寒暖差が大きくなります。りんごのシナノゴールドやグラニースミスは、昼の光を浴びて育ち、夜の冷え込みの中で糖度を蓄えます。ぶどうも酸と香りが際立ち、収穫後は奥出雲葡萄園へ運び込みワインになります。りんごは生食のほか、パンや洋菓子、ジュース、ジャム、シードルなどへ姿を変え、実りの秋の味わいを届けます。

※トップ画像はドルゴクラブ。りんごの受粉を助けるために育てている姫りんご。春に白い花、夏から秋に赤い実をつけ、ミツバチを通じてファームの実りを支えています。


 
2026年8月19日現在の紅玉の色づき。(1枚目)/ピノノワールの色づき始め。(2枚目)
ブドウの夏季剪定。(1枚目)/剪定で切り落とした枝を細かく砕く破砕作業。細かくして土に還しやすくします。 (2枚目)