イェンス・イェンセンさん

1977年デンマーク生まれ。ロンドン大学で日本語と言語学を専攻し、2002年に来日。デンマーク大使館員などを経て、日英メディアでの執筆や雑誌編集、講演、企業アドバイスなど幅広く活躍。イギリスのWallpaper誌のジャパン・エディターも担当。日本の暮らしの中の料理やデザイン、DIYなど、手仕事の良さを感じられる北欧らしいライフスタイルを提案、発信もしている。著書に『日本で、ヒュッゲに暮らす』(パルコ出版)など。

アネさんのナチュラルライフ
夏の短いデンマークの人々は自然の中で過ごすのが大好きです。平日は家の近くでウォーキング。夏は、キノコやベリー、野草を摘んできてお料理。野山で何が食べられるか、授業も受けているんですよ。週末やホリデーの時期は夫と大きな荷物とテントを背負ってハイキング！日常とは違うゆっくりとした時間がとっても気持ちいいんです。海辺のサマーハウスに家族みんなが集まって過ごすのもお気に入り。母といっしょに新しいレシピをいろいろ試したり...。今年、大きな庭のある家を購入したばかりなので、いまは新鮮なフルーツや野菜、ベリー、花々を収穫できる庭づくりと、それらを使った料理を勉強している真っ最中。そんな自然と過ごす時間は私たちの暮らしには欠かせません。

アネ・ミュラー・シーグバーセンさん

1992年デンマーク生まれ。2021年、アンデルセン・デンマーク店にパティシエとして入社。現在は、デンマークの2店舗を統括する洋菓子部門の責任者。2024年の「Denmark Best Bread&Cake(クッキー部門）」で1位に輝くなどコンテスト受賞も多数。

クリストファーさんのナチュラルライフ
私も妻もコペンハーゲン郊外の田舎で育ちました。妻の実家はMon島にある古い農場にあって年中訪れているのですが、夏はより多くの時間をこの農場で過ごします。
今年、その農場に隣接する土地で12人の友達といっしょにワイン畑をつくろうと計画しています。
仲間が集って自分たちの手で土に触れながら作物に理解を深めることを目的としたプロジェクトです。
完成まで時間がかかりますがとても楽しみ！いまは街に住んでいますが、田舎のすばらしさを子どもたちにも経験してほしいのです。そこでのいちばんの楽しみは、やはりディナー。
デンマークには「ヒュッゲ」という言葉がありますが、"居心地のよさ"と例えたいですね。
「ヒュッゲ」は、楽しむことでも、非日常的なことをすることでもありません。
家族や親しい友だちといっしょに過ごす何気ない時間の中に「ヒュッゲ」はあるのだと思います。

クリストファー・フライボー・ヤンセンさん

1987年デンマーク生まれ。現在、アンデルセン・デンマーク店のコミュニケーションマネージャー。動画編集やデザイン、写真といった分野でもマルチに活躍中！サッカー、ゴルフ、テニス、自転車ロードレースをこよなく愛するスポーツマンの一面も。